・お母さんは汚い字が許せない
・東大生は字が汚い?
・答案づくりは6年生でやるから大丈夫
・4Bの芯を使うと汚くても見やすくなる
お母さんは汚い字が許せない
女子であるお母さんは、息子の汚い字を見るとイラっとしますね。私もそうです。子供の頃は書道を習っていました。
綺麗な文字を書く人はきちんとした教育を受けたように見られるし、人柄とか内面が文字に出る、と思ってきました。そうやって育ってきたんですよね。でも、どうやら受験勉強においては、この考え方を一旦脇に置いておいた方が良さそうです。
男子あるあるですが、文字や数字が汚くて書いた本人も読み間違えたりするんですよね。テストでも、字が汚いせいで減点されたり、計算ミスに繋がったりしているのを見て、毎回ガッカリしました。
どうしたものかとインターネットや本で対策を調べたり、サピの先生にも相談しました。そこで得た情報をまとめてみますね。
5年生の途中まで、ずっと「綺麗な字で!丁寧に!」と言い続けていたけど、全く直らなかった。綺麗に書く気がさらさら無いんだから。
東大生のノートは汚い?
あの「今でしょ」の林修先生がテレビでも話されていたようですが、頭の良い人に字が汚い人が多いのは有名な話のようで、頭の回転の速さに文字が追い付かないからだそうです。
そもそも、ノートを誰かに見せたり、後で見返すために書いているわけではなくて、考えるための道具として、メモとか、思考の整理のためにノートがあるんですって。知識は本や参考書の中にちゃんとまとまっている(確かに。。)んだし、ノートは汚くてOKなのだそう。この、頭の良い人のノートの使い方は目から鱗でした。
勉強や受験においては、綺麗さよりもスピード重視、なんですね。
目的が「綺麗に書く」になってしまって、中身はあまり頭に入っていない。これはサピの先生が話されていましたが、女子あるあるなんですって。ペンを何色も使って綺麗なノートを作ることに集中してしまって、先生の話に集中していなかったり、聞き逃したりするそうなんです。
汚い字で減点されてしまうことよりもこちらの方がずっと危険だそうです。
うちの息子もきっと頭の回転が速いのね、と信じることにしよう。
答案づくりは6年生でやるから大丈夫
サピの先生から言われたのは、5年生までは「理解できていればOK」。ノートが汚くても、テストで失点しても、理解していれば、字の汚さを無理に直す必要はないとのことでした。
点を取るための答案づくりは6年生になってからで大丈夫、と。
6年生になると、志望校の合格点を取るために、漢字のトメハネハライはさらに厳しく採点されたり(中学校によっては入試で漢字のトメハネハライを厳しく見ないところもあります)、読めない文字はちゃんと指摘されました。理科も社会も同じです。
6年生の後期になると、1日の授業点の合計で翌週のクラスが変わるのですが、そこでつまらない失点をすると本人も悔しい思いをします。
算数で沢山の難問を解いた授業の最後に、単純な計算問題が2〜3問出て、1つでも間違えるとその日の授業点が半分になるという罰が科せられたので(鬼)、息子も一度、授業点では上のクラスに上がれそうだったのに、最後の計算でミスしたせいで上がれなかった!と悔しい思いをしたことがありました。
そんな巧妙なサピの仕掛けによって悔しい(痛い)思いを何度もするうちに、段々と自分から気をつけるようになりました。単純な計算問題でもうっかりミスをしないよう、最新の注意を払うようになったり、文字を綺麗に書くべきところ(漢字の書き取りなど)では丁寧に書くようになりました。1点の重みが分かってくるんですね。
でも、うちの息子の場合、6年生の後期の後期になってやっと、、でしたから、気長に構えていた方が良いかもしれません。笑
6年生の最初の保護者会の時に、国語の先生に「改めて、ひらがなカタカナもチェックしてください。字が読めなくて採点が大変です。」と言われて、会場が湧いたのを覚えてる。どこのお子さんも同じなんだなと。笑
4Bの芯を使うと、汚くても見やすくなる
過去問を始めると、さらに答案づくりを意識します。
息子の場合はサピの先生に「字が薄い」と指摘されました。今の子は筆圧が弱いみたいですよね。小学校でも昔はHBで良かったのに、今では2B指定だったりして。指摘されるまでは2Bを使っていたんですが、シャーペンだとあまり力も入れられないし、細いんです。速くササッと書いているということもあって薄いんですね。
サピの先生も中学校の先生も汚い字の採点には慣れているので読んではもらえるのですが、文字が薄いのはさすがに問題。
記述問題が多く出る学校を第一志望、第二志望にしていた我が家では、4Bの芯を使うことにしました。
シャーペンを愛用していたのでuniの4Bの芯を買いだめしていました。入試本番ではシャーペンと念のため予備の4Bの鉛筆も用意しました。
字が汚いお子さんの場合、濃い芯にすることで、本人も見やすく、先生も読みやすくなるので一度試してみてくださいね。